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投資を始める前に 押さえておきたい基礎知識/毎日新聞

2022/12/19 ライフプラン

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まず始めに、結婚や出産など将来のライフイベントを予想

人生の3大イベントは「教育(子どもの教育費)」「住宅(購入)」「老後(の資金)」

ライフプランを立てよう

 まず始めにしたいのは、結婚や出産など将来のライフイベントを予想し、かかる費用をシミュレーションすることです。

 

 一般的に人生の3大イベントは「教育(子どもの教育費)」「住宅(購入)」「老後(の資金)」とされています。結婚をするのか、子どもを持つのか、学校は公立か私立か、家は賃貸か持ち家か――といった“人生の設計図”を考えることで、いつまでにどれだけのお金が必要かが分かります。シミュレーションは、金融庁のホームページに専用コーナーがあるほか、ファイナンシャルプランナーに相談するという方法もあります。

 

 ライフプランを立てたら月々の収支を把握し、毎月いくら積み立てればよいかを計算します。貯蓄と投資の割合も考えましょう。

 

 「生活の窓口」相談員でファイナンシャルプランナー(CFP認定者)の長沼満美愛さんは「ライフプランは変わることもあるので、1年に1回は見直すべきです。おおよそ10年先までのイベントを考え、確保したいお金は貯蓄に回すのがよいでしょう。例えば、5年先に子どもの私立中学の入学が控えている場合、入学費用を投資で賄おうとして運用が失敗したら元も子もありません」と指摘します。

 

どんな金融商品があるの?

 投資の対象となる金融商品には、どんな種類があるのでしょうか。主なものは次の通りです。

 

主な金融商品
主な金融商品

 

金融商品を選ぶポイント

 投資をする金融商品を選ぶ際は「安全性」「流動性」「収益性」の三つのポイントを確認しましょう。

①安全性…元本が保証されている、または減る可能性が低いか

②流動性…必要となったときにすぐに換金できるか

③収益性…より高い収益が期待できるか

 
 
主な金融商品の特性比較

主な金融商品の特性比較

 三つが全て備わっている商品はありません。特に安全性と収益性は両立せず、より高い収益を得たい場合はリスクをとる必要があるということです。また、安全性と流動性は両立しやすいとされます。

 

どんな目的で資金を振り分ける?

どんな目的で資金を振り分ける?

 次に、金融商品の特性と、何のためにためる資金なのかの関係を考えます。例えば、入院や失業など緊急時に備える資金なら、すぐに引き出せる(=流動性の高い)普通預金を選ぶ――といった形です。

 

リスクとリターン

リスク・リターンの関係

リスク・リターンの関係

 リターンとは運用で得られる結果のことです。もうかる場合もありますが、損失が出る可能性もあります。

リスクとは「リターンの振れ幅」のことです。リスクが大きいとは「大きな収益が出るかもしれないし、大きな損失を出すかもしれない」という意味です。

リスクとリターンは表裏一体で、リスクが低ければリターンも低く、リスクが高ければリターンも高くなります。自分がどの程度のリスクを許容できるかを考えて投資先を選ぶことが重要です。

 

リスクの種類を知ろう

 リスクには以下のようなものがあります。

価格変動リスク

 政治や経済情勢などの影響で投資対象の商品価格が上下する可能性のこと。株式は典型的な例で、購入時と売却時が同じ価格とは限りません。

信用リスク

 株式や債券を発行している国や企業などが財政難や経営不振に陥り、債務不履行(デフォルト)になる可能性のこと。債券の元本が戻ってこなかったり、株式の価値がゼロになったりする可能性があります。

流動性リスク

 市場で投資商品を売りたい時に売る相手がいなかったり、希望価格で売れなかったりする可能性のこと。株式の場合は、取引量の少ない銘柄や、企業の不祥事発覚で買い手がつかないケースが考えられます。

為替変動リスク

 外貨建ての金融商品で、為替レートによって資産の価値が変動すること。外貨建て商品を日本円に換金する際、購入時点より円高になったときは損失が、円安になったときは収益が出るのが一般的です。

金利変動リスク

 金利変動に伴って資産の価値が変動する可能性のこと。一般的に債券は金利が上がると価格が下がり、金利が下がると価格が上がるとされています。

 

「長期」「分散」「積み立て」投資から始めよう

 さまざまなリスクを説明してきましたが、投資には、なるべくリスクを抑えてコツコツとお金を増やすための基本があります。それが、「長期」「分散」「積み立て」です。

長期投資 

 長期にわたって資産運用すること。日々、株式などを売買する人を「デイトレーダー」と呼びますが、短期投資は短時間で大きな利益が出ることもある一方、大きな損失が出る可能性もあります。長期だと利益と損失の差が平準化されていき、リスクの分散ができます。また、複利(運用で得た収益を元本に組み込んで、さらに運用すること)の効果も期待できます。

分散投資

「卵を一つのかごに盛るな」

「卵を一つのかごに盛るな」

 さまざまな種類の金融商品を組み合わせて投資すること。投資の有名な格言で、「卵を一つのかごに盛るな」という言葉があります。一つのかごより、複数のかごに分けて卵を盛れば、一つのかごを落としてしまっても他のかごの卵は無事です。

 このように、一つの商品だけに資金をつぎ込むと全てを失うリスクがありますが、複数の商品を組み合わせればリスクは分散されます。日本株式と外国株式、日本国債と外国債などといったように分散させる方法もあります。

 

積み立て投資(ドルコスト平均法)

ドルコスト平均法のイメージ

ドルコスト平均法のイメージ

 定期的に一定額で金融商品を購入し続けること。「時間の分散」ともいいます。一定額であれば、商品の価格が安い時には多く購入でき、価格が高い時は少なく購入することができます。これにより購入単価が平準化される効果があります。

 

地道な資産形成を

 長沼さんは「長期、分散、積み立てを満たす投資ができる制度が、積み立てNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)です。あくまで自己責任ですが、税制優遇を受けながらコツコツと資産形成ができます。株価の上下などに一喜一憂せず、毎月、積み立てをしていくことがポイントです」と説明します。

 

 NISAやiDeCoには、優遇税制が受けられる期間や年間投資額の上限などに細かな違いがあります。初心者は、この二つの制度をよく確認して投資を検討することが、第一歩といえそうです。

 

 

 

参考元:【知りたい聞きたい お金のはなし:投資を始める前に 押さえておきたい基礎知識 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

 

 

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