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2023/04/20 税金
日本と世界の消費税率を比較するとともに、消費税の用途について解説
日本の消費税率は、1997年から5%の税率に、2014年から8%の税率、2019年から10%の税率と、年々上昇傾向にあります。消費税が生活の負担になり始めたと感じる方も多いと思いますが、世界と比較したとき、日本の消費税率はどのくらいの位置にあるでしょうか。 本記事では、日本と世界の消費税率を比較するとともに、消費税の用途について解説します。
2023年4月現在、日本の消費税率は10%です。2019年に税率が引き上げられた際、同時に軽減税率制度が開始されました。飲食店において、店内飲食は10%、テイクアウトは8%と消費税が変わることで、対応に迷った人も多いかと思います。
日本の消費税は年々上昇し、複雑になっていますが、世界各国の消費税率はどのくらいでしょうか? 消費税率が最も高い国・低い国を解説するとともに、世界の消費税率を一覧表で紹介します。
■消費税率が最も高い国はハンガリー 財務省の「諸外国等における付加価値税率(標準税率及び食料品に対する適用税率)の国際比較によると、2022年1月時点で、世界で最も消費税率が高い国はハンガリー、標準税率は27%です。軽減税率も存在し、項目によって18%と5%に分けられます。 穀物や小麦などを使用した製品や乳製品などは18%、食料品や医療品、書籍などは5%と、日常的に購入する商品は軽減税率の対象となり、生活の負担を軽減する工夫がされています。
■消費税率が最も低い国は台湾 消費税率が導入されている国の中で、最も低い国は台湾です。台湾では消費税率を営業税と呼んでいます。1986年に導入されて以来、一度も引き上げられていません。 観光業に力を注いでいる台湾では、外国籍旅行者を対象に税金還付制度があります。対象店で1日2000元以上購入すると、消費税から手数料14%を引いた金額が還付される仕組みです。
■世界の消費税率一覧表 世界各国の消費税率を抜粋して低い順に紹介します。
一覧で見ると、日本の消費税率は世界と比較すると低いことが分かります。ヨーロッパ諸国は消費税率が高い傾向にありますが、その分、日常的に必要な食品や製品の購入時には、軽減税率が適用されることが多いようです。
上昇傾向にある日本の消費税は、どのように利用されているでしょうか? 消費税の役割と、消費税以外にも所得税や法人税など、国が1年間活動するために集められた資金の、令和4年度の使途予算は以下のとおりです。 ・年金:13.4兆円 ・医療:12.1兆円 ・介護:3.6兆円 ・子ども、子育て支援:3.1兆円 ・地方の社会保障の財源、一般財源:13.1兆円
日本の消費税率は年々上昇し、10%となって負担に感じる人も多いかと思いますが、世界と比較すると低い消費税率であることが分かりました。消費税率が高いヨーロッパ諸国同様、軽減税率を導入して負担軽減も図っています。
日本の消費税の多くは社会保障の財源として利用されており、身近な地域の暮らしのために使われています。 今後も変更の可能性がある消費税率ですが、世界の取り組みと比較して、さまざまな視点で日本の消費税を考えていきましょう。
出典 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)より No.6102 消費税の軽減税率制度 財務省 消費税など(消費課税)に関する資料 独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO) ハンガリー 税制 財務省 消費税の使途に関する資料 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
参考元:【【世界と比較】日本の消費税率は高い? 消費税の役割を解説(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース】
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