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二拠点生活でおすすめのエリアとは?新しい働き方・暮らし方

2025/10/05 ライフプラン

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都市と地方で生活する「二拠点生活(デュアルライフ)」というライフスタイルが注目を集めています。働き方が多様化しリモートワークやテレワークなどの働き方が浸透するとともに、在宅勤務と組み合わせてオフィスへの出勤日を減らす働き方も増えました。「地方での暮らしに憧れるけど、都市での仕事や人間関係も捨てられない」という方にとって、二拠点生活は両方の良いところを楽しむことができます。二拠点生活を検討している方に向けて、おすすめのエリアとその選び方のポイント、理想の暮らしを見つけるヒントをお伝えします。

なぜ二拠点生活に人気が集まっているのか

二拠点生活が人気を集める背景には、生活、仕事などでの具体的なメリットがあります。

平日は都会で仕事に集中し週末は自然に囲まれた地方で過ごすことで、心身ともにリフレッシュできるため、仕事のパフォーマンス向上にも繋がります。また、ガーデニング、釣り、キャンプといった趣味を楽しみながらのびのびと子育てができる環境が整います。お子さまにとっても、都市での習い事と地方での自然体験の両方を体験できます。さらに、地方では月2万円程度と安価な価格で賃貸物件を借りられたり、土地付きの築古住宅を数百万円で購入できたりする地域もあり、食費を含めた生活コストを抑えられる可能性があります。加えて、地震や洪水といった自然災害リスクも分散できます。

 

 

二拠点生活のメリット比較表

理想の二拠点生活を送るために押さえておきたいポイント

理想の二拠点生活を実現するためには具体的な視点を持ちながら検討することが重要です。以下のポイントを参考に、自分に合った場所を探しましょう。

① 目的を明確にする 

二拠点生活を始めるにあたって、まず考えるべきは「どんな暮らしを送りたいか」という目的を明確にすることです。自然との触れ合いを求める場合でも、海辺でのマリンスポーツ、高原でのガーデニング、山間部での登山やキャンプなど、具体的な体験をイメージすると、どのエリアを見ていくか判断軸が明確になります。また、子育て環境を重視するのであれば、教育施設や医療体制、地域のサポート制度などを事前に確認することが大切です。

② 交通・インフラの利便性

都市と地方を行き来する二拠点生活では、移動時間と交通手段が重要です。新幹線や高速バスを利用する場合は、主要駅からの所要時間を目安に片道2〜3時間以内で移動できる場所を目安にすると良いでしょう。在宅ワークには安定したインターネット環境が欠かせません。通信会社のサービスエリアや自治体の光回線の整備状況について事前に確認しておくと安心です。

生活インフラもチェックしておきましょう。スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどが近くにあるか、地元の直売所なども含めて確認しておくとよいでしょう。また、医療機関も重要です。病院や診療所までの距離、そして急な体調不良に対応できる体制が整っているかどうかのチェックが必要です。役所や郵便局、銀行の支店などの行政サービスもしっかり見ておきましょう。日常的に利用する施設が不便な場所にないか確認しておきましょう

③ 地域のコミュニティとの関わり方を考える

地方では、地域コミュニティとの関係性が暮らしの質に大きく影響します。地域活動に積極的に参加したい人も、適度な距離感を保ちたい人も、事前に地域の雰囲気を知ることが大切です。自治体が実施する「お試し居住プログラム」や「地域イベント情報」を活用し、実際に足を運んでみることで、地域との相性を確かめることができます。

二拠点生活におすすめのエリア

前述の選び方のポイントを踏まえ、具体的なおすすめエリアをいくつかご紹介します。

新幹線でアクセス抜群!都心から週末を楽しめるエリア

週末だけ気軽に二拠点生活を楽しみたい方におすすめのエリアです。

長野県軽井沢町:東京駅から北陸新幹線で約1時間。避暑地として有名で、洗練された雰囲気と自然が共存しています。

静岡県熱海市:東京駅から新幹線で約45分。温泉や海が近く、リゾート気分を味わえます。

群馬県高崎市:東京駅から新幹線で約1時間。交通網も便利で自然も身近に感じられる環境です。

豊かな自然と食を楽しめる地方の中心都市周辺

都市部へのアクセスも確保しつつ、地方ならではの暮らしを満喫したい方におすすめです。

福岡県糸島市:福岡市中心部から車で約40分。海と山に囲まれ、新鮮な魚介や野菜が豊富です。

宮城県仙台市周辺:仙台市中心部から少し足を延ばすだけで、豊かな自然が広がります。新幹線で東京へのアクセスも良好です。

東京駅からのアクセス時間比較表(おすすめエリア)

移住支援制度が充実、コストを抑えて暮らしたい

初期費用や生活費を抑えたい方には、各自治体が提供する移住支援制度を利用することもおすすめです。空き家バンク、住居の改修費補助など、様々な制度があります。また、総務省の「地域おこし協力隊」は地方自治体と連携し1~2年間の任期で地域への定住・定着を図ります。地域活性化に貢献しながら移住する制度です。

 

それぞれの地域には、アクセス性、自然環境、生活コスト、支援制度など異なる魅力があります。自分の優先順位に合わせて、複数の地域を比較検討しましょう。

まとめ

二拠点生活は、都市の利便性と地方の豊かな暮らしを両立できる、新しいライフスタイル。目的を明確にし、交通、通信、生活インフラ、そして地域コミュニティとの関わり方を考えていきましょう。まずは週末を活用して、気になる地域を訪れてみることから始めてみましょう。

 

 

【著者:ワイズアカデミー(株)】

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